
バッタは体内のセロトニン濃度によって,行動パターンが変化するそうです。
バッタの砂漠地域に生息するある種は,単独で行動するときと集団で群れをなしているときでは,外見や行動のようすがまったくことなり、これがどういった作用でこうなるのかはわかっていませんでした。
イギリスの研究者がバッタの行動の変化に「セロトニン」という神経伝達物質が関与していることを発見したらしいです。
実験結果
単独でいるバッタを集団の中に置くと数時間で行動が変化し,その間に体内のセロトニン濃度が上昇していた。また単独でいるバッタにセロトニンを注射したところ,バッタの行動が集団型に変化した。バッタは集団の中に置かれることで,ほかのバッタを見る,においを感じる,接触するといったさまざまな刺激を受け,セロトニン濃度が上昇するのだという。
化学物質で生物の行動が制御できる日もくるかもしれません。
この記事のトラックバックURL
http://topsynthesis.blog39.fc2.com/tb.php/76-61d837eb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック