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有機化学の話 ありえない天然物の全合成
有機化学のトピックを紹介しています。
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パリトキシン

この複雑な構造の分子をご存知でしょうか。これは、サンゴ礁の毒であるパリトキシンという物質です。

サンゴ礁に生息する無毒の魚が突然に毒化し、集団食中毒を起こすことがあるんですが、これは食物連鎖で、このパリトキシンが蓄積されることが原因ということがわかりました。このパリトキシンは毒性はフグ毒の20倍と非常に強く、非たんぱく質性の毒としては最強のもののひとつです。

1971年にハワイ大学の研究者によりスナギンチャクから発見されたが、そのスナギンチャクの住む入り江には、サメの歯を背中に持つ男を殺したために海水が毒を持つようになったという伝説があったといわれています。如何にこの化合物が毒性が強いかがわかると思います。

この構造を立体構造まで決定したのは平田、上村という日本人です。

さらにこのとんでもない化合物の合成をやってのけたのが、ハーバード大学の岸というこれまた日本人です。興味のある方は合成法など調べてみると面白いし、勉強にもなると思いますよ。
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