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有機化学の話 クラゲから有用物質を発見!
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エチゼンクラゲ

世界最大級のクラゲであるエチゼンクラゲが、近年、日本海を中心に大量発生して漁業に大きな被害を与えているというニュースを耳にした人も少ないないと思います。この厄介者のエチゼンクラゲに有用物質が大量に含まれることを丑田公規(うしだきみのり) 研究ユニットリーダーらが発見し、大きな注目を集めています。


その物質は、抗菌・保湿作用などを持つ「ムチン」と総称される糖タンパク質群の一種で、丑田研究ユニットリーダーらは、この新規ムチンの糖鎖を変換して機能を増強し、新しい医薬品をつくり出すことを目指しています。

そもそもムチンには、非常に多くの種類があり、動物の胃液や唾液などの消化液や、鼻や目の粘膜に含まれており、人体でも約12種類が確認されている。動物だけではなく、植物のオクラやヤマイモのねばねば物質の主成分もムチンです。


 人体で見つかっているムチンは、アミノ酸配列は明らかになっているが、糖分子がどのようにつながって糖鎖ができているかは分かっておらず、タンパク質と糖鎖の構造が完全に明らかになったムチンは、いまだに存在していません。

 ただしクニウムチンは、タンパク質のアミノ酸配列とともに、糖鎖の構造の9割以上を明らかにすることができました。これはクニウムチンの構造がとても単純だからです。

 クニウムチンの応用として、まず考えられるのは、人工胃液や人工唾液、点眼液です。お年寄りで唾液が出ないで困っている人がたくさんいます。そこで人工唾液などとして使えないかと検討されています。

この研究成果はエチゼンクラゲのような厄介者を大切な資源にできる可能性がある技術です
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