オンラインカウンター
有機化学の話 ひずみがあるhaouamine A の全合成!
有機化学のトピックを紹介しています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
haouamine.gif


今回は全合成を紹介したいとおもいます。haouamine A はスペイン南岸産のホヤから単離された海洋アルカロイドです。この天然物はヒトのガン細胞に特異的また強力に細胞毒性を示すことが知られています。Haouamine はビアリールの大環状を含む構造で、注目すべきは芳香環に歪があることです。

この興味深い分子の初の合成が 2007 年に バラン らによって達成されました。

この歪があるベンゼン環は分子内 [4+2] 環化反応と続く脱炭酸反応によって上手く構築されています。

この合成を達成したバランとは、有機化学の世界ではすごく有名で、26歳という若さでスクリップスの助教授に就任したキレ者だそうです。18歳で最高の権威を誇る化学誌・JACSに第一著者の論文を執筆し、いくつもの芸術的な全合成を達成しています。

全合成の意義については賛否両論あると思いますが、こういった芸術的な合成をみると、学問ではなく芸術に分類してもいいぐらいと思えるような内容です。


コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://topsynthesis.blog39.fc2.com/tb.php/3-f8a4d184
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。