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有機化学の話 水の中の有機合成
有機化学のトピックを紹介しています。
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ビーカー

近年は環境問題の時代といっても過言ではないと思いますが、有機合成もグリーンケミストリーという環境にやさしい合成が注目されています。

普通は合成は有機溶剤に溶かして行われるのですが、有機溶剤は環境負荷が高く、人体の影響も懸念されています。水での反応を行うことができれば環境にやさしい合成となります。

でも、なぜ今まで合成に水が利用されなかったのには、それなりの理由があります。1つ目は反応させたい原料の多くが水に溶けないという点。

2つ目が合成では、よくルイス酸触媒が用いられるのですが、そいつが、水の中でうまく働かないという問題点です。

近年これらを解決できるようになってきました。水の中でうまく働くルイス酸の開発、そして大きな水に溶ける分子を利用して、その大きな分子の中で反応させることで、水に溶けないという問題も解決しました。

東大の小林教授は水の中で不斉合成にも成功しています。これからはグリーンケミストリーが主役を担う時代ですので、水反応は最も注目されている技術です。
コメント
この記事へのコメント
 大学院生時代(ずいぶん昔の話です)だったと思うのですが、「有機合成って、ものすごい高温で、均一系で、非水溶媒中で行うことが多いので、なんか生物的に合わないようなものの合成が得意なんだと思うけど、水溶液中で、不均一系で、体温付近で行う合成が発達すれば、生物に優しいものの合成が得意になるんじゃないかなぁ」と、有機合成が専門の同級生に話したところ、一笑に付されてしまった覚えがあります。

 でも、この記事を読ませて頂くと、私の発想も、とんでもない話でもなかったんだなぁと、ちょっとほっとします。
 
2008/08/09(土) 22:32 | URL | 第七の封印 #5.csgRN2[ 編集]
>>第七の封印さん
すごいですね。そういったことを昔からかんがえていらっしゃたなんて・・・。水の中の合成は注目されていますよね。とういうより環境にやさしい合成は今すごく注目されてますので、無溶媒反応だったり、固相での反応だったり、これからは環境が鍵となる時代だと思います。
2008/08/10(日) 22:15 | URL | 管理人 #-[ 編集]
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