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有機化学の話 芳香族分子を積み重ねる
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ほうこうかんの積み重ね

超分子の分野にやるんですが、面白い研究があったので紹介したいと思います。

最高9個の積層芳香族分子を包接する錯体を、数種の単純な構成ブロックからワンステップで組み立てることができるらしいです。

芳香族分子は、イメージとしてはコインとコインを平行に積み重なるような感じで、芳香環も積み重なる傾向にあります。

今回、東京大学の吉沢道人と藤田誠が率いる日本の研究チームの仕事です。各ケージは、3種類の構成ブロックから構成される。すなわち、全部で6個の金属イオン「ヒンジ」を用いて2個の大きな芳香族「キャップ」を3本の「ピラー」配位子と結合させることにより、中央に大きなキャビティをもつ円筒状の構造体が形成される。これら3種の構成要素を、トリフェニレンやピレンといった別の芳香族化合物の存在下で混合すると、ユニークな自己集合構造体が形成される。2個の配位結合ケージが相互貫通構造を形成し、ピレン分子がそれぞれのキャップ対の間に挿入されることが、X線結晶学的方法で明らかになっている。これにより、7個の芳香族分子の集積体が包接される構造となるらしいです。

これらの錯体は興味深い電気的・光化学的特性をもつ可能性があり、ナノデバイス作製に利用できるかもしれないらしいです。
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