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有機化学の話
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人口筋肉

『ターミネーター』の次回作には、前作で話題を呼んだ液体金属(擬似多合金)に代わり、
Ray Baughman氏の研究室の発明品が登場するかもしれない。
それは、カーボン・ナノチューブでできた「次世代の筋肉」だ。

Baughman氏らのチームは、鋼鉄より強く、空気ほどに軽く、ゴムより柔軟な、
まさに21世紀の筋肉といえる素材を作り出すことに成功した。
これを使えば、義肢や「スマートな」被膜、形状変化する構造物、超強力なロボット、
さらに――ごく近い未来には――高効率の太陽電池などが作れるかもしれない。

「生体筋肉に比べ、単位面積当たり約30倍の力を発揮することが可能だ」と、
テキサス大学ダラス校ナノテク研究所の責任者を務めるBaughman氏は話す。

1990年代初めにカーボン・ナノチューブの研究が始まって以来、この超軽量できわめて強度の高い
円筒状の分子は、素材科学者たちを魅了し続けてきた。大量生産が困難なことから
商業的用途の開発は遅れているが、それでもカーボン・ナノチューブはすでに自転車の部品や
航空機の試作機、防弾服、トランジスタ、および将来の宇宙エレベーター(日本語版記事)の
ケーブルに使われる可能性もあるロープなどの素材に使われている。

Baughman氏がカーボン・ナノチューブに関心を抱いたのは、導電性高分子を使って
人工筋肉を作ろうとしているときだった。同氏は高分子よりも、カーボン・ナノチューブをつなげたものを
使った方がうまくいくことに気付いた。そこでまず、無秩序に絡み合ったナノチューブ繊維を、
帯電した液体を使って動かした。
次に、より構成に一貫性のある配列で実験し、さらに前回とは別の方法で電荷を与えた。

今回Baughman氏が開発した人工筋肉素材は、『Science』誌の3月20日(米国時間)号に掲載された論文で
発表されたもの。垂直に配向し、電気に直接反応するナノチューブの束からできている。
非常な高速で縦方向に伸張・収縮し、横方向には非常な強度を発揮するこの筋肉素材は、
技術者が想像しうる限り多様な用途に応用できる可能性がある。(一部省略)


ソース:wiredvision
http://wiredvision.jp/news/200903/2009032423.html
http://wiredvision.jp/blog/wiredscience/200903/20090324101805.html
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様々な細胞に変化できる、人の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)に、化合物を加えることで
膵臓(すいぞう)の元となる前駆細胞を大量に作製することに米ハーバード大が成功した。

この細胞からインスリンを分泌する細胞を作ることにも成功、糖尿病治療への応用が
期待される。16日の科学誌ネイチャー・ケミカルバイオロジーに掲載される。

同大のD・メルトン教授や長船(おさふね)健二元研究員(現京都大講師)らは、
ES細胞を培養して、将来消化器系の臓器になりうる細胞の塊を作製。
これに生物活性を持つ5000種類の化合物を一つずつ加えた。
その結果、酵素活性が知られる1種類を加えた時に、膵臓の前駆細胞ができることを確認した。
この前駆細胞を、免疫不全マウスに移植すると、インスリン分泌細胞が生成されることもわかった。

これまで生体内のたんぱく質(増殖因子)を加え、ES細胞からインスリン分泌細胞を
作った例はあるが、血糖値を劇的に下げる効果は確認されていない。
長船講師は「インスリン分泌細胞作製の選択肢が増えたことは大きい。化合物を使う手法は、
患者の細胞を使うiPS細胞(新型万能細胞)にも応用できる」と話す。

(2009年3月16日12時02分 読売新聞)

記事引用元:YOMIURI ONLINE(http://www.yomiuri.co.jp/index.htm)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090316-OYT1T00061.htm
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